アラブ首長国連邦
白いモスクと緑の海 アブダビの朝をむかえた。部屋に備えつけられたポットで沸かしたお湯と、携帯していたティーバッグを使って紅茶を飲み、洗濯をして、通路に置かれた物干し台に、許可をとって洗濯物を干した。アブダビにはシェイク・ザイード・グランド・…
ドバイとアブダビ ドバイ発アブダビ行きのバスは35ディルハム。USB差し込み口とエアコンが完備され、F1サーキットのように濃くなめらかな道路が硬い砂漠の上に伸びていた。誰とも話さずに乗り続けたバスを二時間弱で降りると、アブダビは、火あぶりにされて…
「テレビで観たんだけど、日本人はカエルを食べるんでしょう?」 煌びやかなドバイにも下町があると知って、ドバイメトロのAl Ghubaiba駅から歩くスパイススークという地域に向かった。だが、ぼくはスパイススークを楽しめなかった。歴史的な街並みや、ロー…
多国籍ホステル ドバイ最安クラスのホステルは10ドルちょっとだった。そのドミトリーはドバイインターネットシティ(Dubai Internet City)というすごい名前の駅から歩ける、中国にもありそうな高層ビルの中にある。オーナーはファンクというアフリカ系の若…
人種の間違われ方 オマーンからUAE(アラブ首長国連邦)への国境を越えた夜行バスの乗客は、ほとんどが出稼ぎのインド人とパキスタン人だった。そのうちのひとりからぼくはインドネシア人に間違われた。アラビア半島からするとインドネシアも日本も、その遠…