Monkey Hill, Coffee Chill 日曜の夜、プーケットタウンの日が暮れて、メインストリートが賑わい始めた。これからナイトマーケットがはじまるのだ。 その日の朝、Old Phuket Coffeeで、バンコク行きの国内線の航空券を予約した。シンガポールからますます遠…

Old Phuket Coffee 孤独推進委員会の活動が順調に進んだ。午前中、ほぼ必ず、ぼくはパソコンを持って「Old Phuket Coffee」に出かけた。「Old Phuket Coffee」のアイスアメリカーノは80バーツ (280円弱) と、相場より割高だったが、WiFiが早く、街の中心にあ…

自分のペース 誰かと出会って、なにか良いことが起きないだろうか？ そんな欲望をペナンで葬って、これまで以上に「一人であることに積極的」であろうとする試みは、プーケットで簡単に成功した。なんてことはなかった。元々そういう人間だった。滞在期間の…

ミロとパン スムーズに、何のトラブルも、何の面白みもなく、マレーシアからタイへの国境を越えた。ペナンから乗っていたバンは、国境から少し北の、大きなバスターミナルでぼくをおろした。バンの運転手がプーケット行きの高速バスのチケットを買ってくれた…

エヴァン 通称パリピホステルをチェックアウトし、落ち着いてそうに見えるホステルに引っ越した。正解。コモンエリアらしいコモンエリアもなかったが、いまのぼくにはちょうどよかった。四つあるベッドのひとつに、女性がいた。ペナンは三回目という、ロシア…

シーフードチャーハン マレーシアにやってきてとにかく助かったのは食事だ。内陸国では蜃気楼の彼方に遠ざかったシーフードが、マレーシアではどこのレストランでも当たり前のように提供されていた。食事に関して、マレーシアには豊かな自然資源という地の利…